出発準備
2011年3月12日に発生した福岡原子力発電所の爆発事故。
この事故の発生からどうすべきかを考えた結果、夕方辺りに西へ脱出しようと決断しました。
それから準備を行うわけですが、そもそも長旅が初めてということと、事情が事情のため、単なる旅とは異なる準備も必要と思い、いろいろと考えを巡らせ。
まず、持っていく物から、そして、残された住まいはどういう状態にしておくべきかを考えました。それらを個々に紹介します。
住まいの状態をどうするか
まず、余震が相次いでいたことから、高いところにある荷物を床に下ろしておく作業から始めました。
また、高いところの棚にはガムテープで開かないように固定するなども実施。
デスクトップパソコンのモニターやプリンター、パソコン本体も床に下ろし、たとえ揺れても倒れないように壁際に並べていきました。
出発時には出来るだけ多くのコンセントを抜いて行き、地震時にコードが切れるのを防ぎます。そして、出来るだけ多くのブレーカーを落として出発しました。冷蔵庫以外のブレーカーはすべて落としています。
デスクトップパソコンのデータはポータブルハードディスクドライブに入れ、それを持ち運ぶことに。データの移動にも時間を費やしました。
新聞の配達停止
続いて新聞の配達会社に電話し、配達を一時停止にしてもらうことに。
本来でしたら、止める日と、再び再開する日を伝えるのですが、今回はいつ戻るか決めていなかったため、止める日のみつたえ、再開日は後日こちらから伝えると述べました
。
停止する期間の新聞は破棄してもらうか、保存しておいてもらい、再開時に持ってきてもらうかを選べるのですが、今回は保存してもらうことに。
これで新聞の問題は解決です。新聞を止めておかないと、郵便ポストが満タンになってしまいます。新聞は配達する義務があるため、止めないとあふれていても配達してきます。
このほか、郵便物などの問題もありますので、長期旅行の場合は必ず新聞を止めるようにしましょう。
持っていく荷物
持っていく荷物には、単なる旅行だけでなく、仮に住まいに戻れなくても済むような準備を行いました。
具体的な持っていった品目は次の通り。
折りたたみ傘
ノートパソコンとコンセント
携帯電話と充電器
音楽視聴機器
本
パソコンのバックアップを行ったポータブルHDD 3台
クレジットカード
銀行通帳とカード
印鑑
金券
パスポート
運転免許証
現金
着替え(1日分)
デジタルカメラ
メモ帳
ペン
ティッシュ
ハンカチ
レインウェア
防寒着
汗ふきタオル
ウェットティッシュ
風邪薬
オロナイン
絆創膏
手鏡
ビニール袋
軽食
ヘッドライト
サングラス
マスク
旅行と関係ないものも多々ありますが、住まいに戻れないという覚悟の上ですので、かなり多めに持っていっています。
足りなかったものとして次の物があります。
爪切り
耳かき
細かい話ですが、数日に1度は必要になるものでもありますので、忘れないようにしたいものです。
逆に、持っていったものはいいもの、不要だったものとして、次のようなものがあります。
レインウェア
ヘッドライト
パソコンのバックアップを行ったポータブルHDD
レインウェアは山用のもののため、重めであったこと。また折りたたみ傘で十分事足ります。震災被害を考えて持っていったのですが、よくよく考えれば震災が起きにくい地域に移動するのに、震災用の対策は不要であったと思います。
ヘッドライトも同様です。
デスクトップパソコンのデータを移動させたポータブルHDDは合計3台持っていきましたが、データを整理整頓させれば1台まで減らすことができます。
また、別の方法を使えば、ポータブルHDD自体を不要にすることができます。今後の研究課題と言えるでしょう。
5泊6日中部地方一人旅の旅行記
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