長崎にあるグラバー園へ移動開始です。
グラバー園は2015年7月に登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つであり、せっかくなので再び訪れてみました。過去に1度、訪れたことがあります。
トーマス・ブレーク・グラバーという人の住まいや、他の人の住まいなどが設置されています。
さまざまな施設が移設されており、昔の長崎の様子を窺うことができる場所です。
トーマス・ブレーク・グラバーは、いろいろなことをしてきた人ですが、特に日本の産業発展に貢献しており、幕末から明治にかけて日本で活躍をしています。
武器の販売や、欧州からの技術提供、そして、お酒のキリンビールに絡む人としても知らており、キリンビールのパッケージに書かれている麒麟の絵に髭が生えているのは、この人の髭をモチーフにしたとされています。
以前は上から入っていったのですが、今回は正面の門となる下から入ります。


下から入ると、階段を登っていく必要があります。
閉園時間は季節によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

下から登ると、エスカレーターが用意されています。

「長崎さるく」の人形。いろいろなところで見かけました。長崎の観光に絡んだキャラクターのようです。

途中に入場券売り場。事前に宿泊先でもらったグラバー園チケットを渡して中に入ります。
エスカレーターや歩く歩道で上まで移動。

上からみた市内の景色。

そして上まで到着。以前は、この上のところにあった入場口から入りました。

造船絡みで錨(イカリ)。

一番上にある旧三菱第2ドッグハウスは工事中。以前訪れた時には部屋の様子や船の模型などが展示されていました。


海を挟んで反対側には船のドッグも見えます。あのあたりも世界遺産の構成要素となっています。

大きいドッグに気を取られて、そこばかり写真を撮っていましたが、世界遺産の構成要素となっている「三菱造船所 第三船渠」は、さらに右側にあったようです。
また、同じく世界遺産の構成要素の「ジャイアント・カンチレバークレーン」という大型の、そして特徴的なクレーンも、この右側にあります。
三菱のマークもいろいろなところで見られます。

周りだけ見ていてもなんですので、引き続きグラバー園も見ていきます。

旧ウォーカー住宅の中。


旧長崎地方裁判所長官舎。今はレトロ写真館として、衣装を展示してあり、有料で着替えが可能です。

ところどころに花々が。

旧自由亭。今は2階が喫茶店となっています。


亀の池。

実際に亀も泳いでいます。

再び花。

旧リンガー住宅。


ここも当時の暮らしの様子が窺える展示です。



旧オルト住宅。


調度品の中には古伊万里の花瓶なども。古伊万里は、長崎の隣の県の佐賀県の焼き物です。有田焼や伊万里焼の先祖みたいなものです。


ステンドグラスの飾り。

旧スチイル記念学校。

ここではグラバーと日本の近代産業パネル展が開催されていました。

船の模型の展示もあります。

2階へは立入禁止。

パネル展は世界遺産の登録とも絡む内容が多くあるため、勉強にもなりました。


この後、旧グラバー住宅へ。
グラバー園 世界遺産 長崎 一人旅の旅行記
2泊3日の長崎一人旅の1日目の旅行記。主に世界遺産に登録される予定の場所を訪れています。

