薬師寺から唐招提寺(とうしょうだいじ)に向かいます。
唐招提寺は鑑真和上(がんじんわじょう)が開創したお寺です。753年に唐から日本に訪れ、東大寺で過ごしたのちに、759年に専修道場を創建。これが唐招提寺の始まりです。
宗派は律宗(りっしゅう)。南都六宗の一つ。
薬師寺の玄奬三蔵院伽藍の横にある道からさらに奥に向かって進みます。舗装はされていますが、狭いのでバスなどに注意が必要です。
10分ほど歩けば唐招提寺に到着です。
門の上部には額に入っていない状態で唐招提寺の文字が見て取れます。
さっそく拝観料を払って中へ。600円。
唐招提寺も「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
まず、正面に見えるのは金堂。奈良時代建立の建築物となっており、直近では2000年に解体修理が行われています。本尊の廬舎那仏像が中央に安置されています。
灯篭。竹のようなものがつっかえ棒のようにあります。どういった意図があるのか謎ですが、これが取れたら崩れかけている、とかの判断に使うのでしょうか。
鐘楼。
講堂。金堂の裏手にあります。講堂の本尊は弥勒如来坐像。建物は平城宮からの移設とのこと。
鼓楼。
蓮。長方形の蓮池があります。
戒壇。本来であれば建物があったものの、火災で焼失。階段は僧となるための授戒が行われる場所。
今は宝塔が築かれています。
鉢に植えられた蓮。
開山堂。裏手から入ります。
御影堂は解体修理中でした。
鑑真和上御廟に通じる門。
周囲は苔むしています。
さらに奥へ。
池。
そして、鑑真和上御廟。
手水舎。
そして、新寶蔵(新宝蔵)。ここでは拝観料200円で展示を見ることが出来ます。
以上で唐招提寺を見終え、次の場所に向かいます。
全体で50分ほど滞在。
建物の中には仏像が多くありましたので、そうしたものをゆっくり見ると時間がかかりますが、さっと見るだけであれば短時間で一通り見ることも可能です。
古都奈良 薬師寺 唐招提寺 奈良県 一人旅の旅行記
2019年6月下旬の平日に、奈良県の古都奈良へ3泊4日で一人旅に出かけた際の1日目の旅行記です。