西ノ京から出てすぐに「薬師寺参道」の看板がありますので、その方向から薬師寺に向かいます。入山と書いてありますが、山に登るわけではありません。平らな場所を進みます。
2分もあるけばそれらしい場所に。別の方向に通じる門。
もう片方が薬師寺の白鳳伽藍。とはいえ、この場所からは入れず、もうちょっと移動して入口に向かいます。
そして、入口へ。
料金は1100円ですが、その他の施設も見る場合は1600円。今回は1600円のチケットを購入。
見られる場所は西塔と食堂が追加されます。
薬師寺は大きく分けて2つのエリアに分かれており、この場所は白鳳伽藍(はくほうがらん)、そして少し離れた場所に玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞういんがらん)があります。
「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産にも登録されています。
さっそく白鳳伽藍の敷地内に。天気がよく、まぶしいくらいです。
まずは東僧坊。
そこにはレプリカで金堂薬師如来本尊台座の模型があります。金堂で実物が見られますが、そちらでは写真は不可なので、こちらでじっくりと眺めます。
台座にはいろいろなものが描かれており、そうした物の意味合いなどの説明も紹介されていました。
南方の守護神の朱雀。一般的には「すざく」と読むと思いますが、ここでは「しゅじゃく」と記されています。
東方守護神「青龍」。
西方守護神「白虎」。
北方守護神「玄武」。
東僧坊の様子。休憩所になっています。売店もあります。
和釘。現在だと一般的に使われる銀色の釘は「洋釘」と呼ばれるもの。明治以降に日本に入ってきました。
洋釘の寿命は数十年と言われており、和釘は千年以上とのこと。
外に出て近くに鐘楼。
東僧坊の脇には食堂(じきどう)があります。
食堂の前には蓮の花が咲いていました。
食堂の中は別料金で、共通拝観券があれば入ることができます。
本来は僧侶が食事をする場所。2017年5月に再び立て直し、今は阿弥陀三尊浄土図や千射佛などを置いてあります。創建当初は730年頃に建てられ、東大寺や大安寺に次ぐ大きさの食堂と言われています。
続いて食堂の前にある大講堂。
外からちらりと仏像が見えます。
そして、金堂。裏手から見た様子です。
西塔。この中は共通券で入ることができます。
回廊部分にはお釈迦様の一生のようなものが描かれています。
中門。
門の左右には仏像も。
東塔。この薬師寺は西塔と東塔の2つの塔が魅力の寺でもありますが、訪れた時は解体修理中でした。可能であれば、両方が見える状態で再び訪れたいものです。
その修理状況に関する報告写真が東塔周囲に展示されています。
金堂。正面から見た様子。
十字廊と周辺の遺構。中央で十字になっているのがわかります。昔はそのあたりが廊下になっていたのでしょう。
奥には不動堂。
これで白鳳伽藍を見終え、続いて玄奘三蔵院伽藍に向かいます。
古都奈良 薬師寺 唐招提寺 奈良県 一人旅の旅行記
2019年6月下旬の平日に、奈良県の古都奈良へ3泊4日で一人旅に出かけた際の1日目の旅行記です。