京都鉄道博物館、扇形車庫にSL機関車大量展示、転車台も

京都府

京都鉄道博物館の室内を見終え、続いて室外にあるSL機関車の展示エリアに向かいます。

途中で見かけたEF58形。

もう一つ、EF81形。日本海縦貫線専用の貨客両用機関車。近畿と東北を走っており、直流区間と50Hz・60Hzの交流区間に対応しています。その後、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の指定機となっています。

奥の方に行ったら行き止まり。ここにもレールが通っており、直接このレールから展示エリアに車両を運ぶことができます。

EF65形。電気機関車で最多の308両が製造されたそうです。現在でもJR貨物で活躍中。

さらに移動します。すると、矢印と共に「SLスチーム号のりば」の文字を発見。こちら側にSL展示があるのだろうと進んでいきます。出口もすぐ側のようです。

そして、SL機関車展示エリアに到着。

特徴的な転車台。よく鉄道博物館を見るときに見かける構造物で、放射状にレールがあり、その中央に回転する台があり、列車の進行方向を変えることができます。

止まっている機関車。

そして、転車台の先には屋根付きの収納エリアがあります。

梅小路蒸気機関車車庫。

ここにはさまざまな蒸気機関車が並んでいます。

C11形。ローカル線で活躍した中型タンク式蒸気機関車。1932年から1947年までに381両製造。「シーのチョンチョン」の愛称。

9600形。1913年から1926年まで770両製造。大正期を代表する量産型蒸気機関車。「キューロク」「クンロク」「山親爺」の愛称。最初の2つの愛称はわかるけど、「山親爺」の由来がよくわかりません。「山親爺」そのものはヒグマとかの意味があるようです。

B20形。

B20形の運転席の様子。

C51形。1919年から1928年にかけて289両製造。大型の旅客用の蒸気機関車。愛称は「シゴイチ」。

こちらも中を見ることができます。運転席。

燃料を投下する場所。

C53形。1928年から1930年に97両製造。国産で唯一の3シリンダー機。愛称は「シゴサン」。

内部の様子や上部の様子。

C59形。1941年から1947年に173両製造。最後のパシフィック機だそうです。「軸配置2C1」と説明があるのですが、それが何のことかはわかりません。車輪の配置のようではありますが。愛称は「シゴク」。

現存する日本の扇形車庫の一覧。この梅小路蒸気機関車庫は20線で最多。続いて岡山県の津山運転区扇形機関車庫が17線です。こうしたところを巡る旅行というのも面白そうです。

扇形車庫の模型。

梅小路蒸気機関車庫は日本最古の鉄筋コンクリート造りの車庫とのこと。

D52形。1943年から1946年に285両製造。日本最大最強の大型貨物用蒸気機関車。石炭輸送などのために活用され、D51形より1000t(トン)のけん引力を目標に設計されています。愛称は「デゴニ」。

上から見た蒸気機関車。

D50形。1923年から1931年に380両製造。大型の貨物用蒸気機関車。国産最初のミカド製(軸配置1D1)。愛称は「デゴマル」。

C58形。1938年から1947年に427両製造。中型の客貨両用蒸気機関車。愛称は「シゴハチ」。

C55形。1935年から1937年に62両製造。C51形の改良機。

C62形。1948年から1949年に49両製造。日本最大の旅客用蒸気機関車。D52形は貨物用、C62は旅客用で日本最大です。ボイラーはD52から流用。シリンダーと走行装置はC59形と同じものを新製。愛称は「シロクニ」。

D51形。1936年から1945年に1115両製造。D51形の1号機なので、トップナンバーの車体が展示されています。愛称は「デゴイチ」の他、ボイラー上の覆いの形状から「ナメクジ」とも呼ばれています。

蒸気機関車だけでなく、整備等で使う道具なども壁際に展示されています。

蒸気機関車のパーツ類。前照灯や鐘など。

正面から見た梅小路蒸気機関車庫。

上部から見た梅小路蒸気機関車庫。

近場には車両整備の場所もあり、実際に車両の検査等を行っています。

これで一通り、蒸気機関車を見終えることができました。

ボリュームが多く、すべての説明をその場で見ていこうとすると大変です。

40分近く、のんびりと見て、次の場所に向かいます。

京都鉄道博物館 京都 一人旅の旅行記

2018年6月下旬の平日に、京都府の京都鉄道博物館へ一人旅に出かけた際の旅行記です。

  1. 京都鉄道博物館 京都 一人旅
  2. 京都駅から京都鉄道博物館への行き方
  3. 京都鉄道博物館、室内に入るまでにも多数の車両展示
  4. 京都鉄道博物館で昼食、味は・・・
  5. 京都鉄道博物館、室内展示には多数の車両、パネル展示も
  6. 京都鉄道博物館、運転シミュレータの体験、事前抽選など
  7. 京都鉄道博物館、鉄道ジオラマ
  8. 京都鉄道博物館、多くの展示、体験スペース
  9. 京都鉄道博物館、扇形車庫にSL機関車大量展示、転車台も
  10. 京都鉄道博物館、SLスチーム号でSL機関車に乗車可能
  11. 旧二条駅舎を出て、京都駅へ帰還
  12. 京都タワーホテル アネックスに宿泊、朝食など
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