取り壊される予定の名古屋城の天守を堪能した後は、新たにできた名古屋城本丸御殿に向かいます。
天守からすぐそばに入り口があったので入ってみました。
と、思ったら、単るお土産物売り場でした。
再び出て、周囲を見ると、本丸御殿の姿が見えます。
建物が真新しく、まぶしいです。
名古屋城の本丸御殿と天守。
名残惜しい名古屋城天守。
本丸御殿の外観。近くまでは立ち寄ることが出来ず、ポールでふさがれていました。将来的に開放されるのかも気になります。
そして、本丸御殿の入り口へ。人が列をなして入場しています。結構な来場者数です。
まだ、本丸御殿のすべてを公開しているわけではなく、2018年6月から全面公開スタートです。
それまでは一部のみ公開中。
下駄箱に靴を入れます。
そして、中へ。
釘隠し。
通路の様子。
虎と竹林。
畳の上には入ることが出来ませんので、通路から各部屋を眺める形になります。
一之間と二之間。玄関部分に当たります。
そして、玄関前の車寄。
早くも障子に穴が開いています。この建物に入るときは、カバンの持ち方やペンの使用不可など、いろいろと注意がされるのですが、それでもあっさりと破けているのは残念。
表書院。藩主と来客や家臣との公的な謁見に用いられたとのこと。
三之間、二之間、一之間、そして上段之間が公開されています。
奥に見えるのが上段之間。藩主の座として使われていました。
上段之間は横の通路からも見ることが出来ます。
大勢の人が見学しています。平日であることを考えると、かなりの人数です。名古屋城天守より多いように感じます。
対面所。
対面所には風俗画が描かれています。当時の暮らしぶりがわかります。
対面所の上段之間の格縁は黒漆塗。
天井は二重折り上げ小組格天井となっています。と、言われても良くわかりませんが、通常の平らな天井ではなく、さまざまな細工がされています。金色の部分は金箔塗り。
また、名古屋城天守でも見た壁画がこうした場所に昔ははめ込まれていたようです。
今回公開されていた対面所とは別の場所のようですが、全面公開時にそうした様子も見られるのか興味深いところ。
廊下側から見た対面所上段之間。廊下側の飾り等も魅力的です。
飾金具。こうした一つ一つの細かいところも見ていくと、キリが無くなります。さまざまな細工が魅力的。
そして、廊下を通っていき。
下御膳所に到着。
長囲炉裏があり、そこで料理を温めなおしたとのこと。料理する場所は、確か別の場所にあったため、基本的に温かい状態で食べられなかったと言われています。
中庭。
そして出口へ。20分ほど滞在しました。
外から見た玄関。
見るだけであれば、ぱっぱと見て終わらせることもできますが、説明書きや細かいところまで目を向けると、いろいろと楽しめる部分も多くあります。
入場は名古屋城内に入る際に払った額のみで、この本丸御殿自体は無料で入ることができます。別料金は発生しません。
名古屋城 愛知県 一人旅の旅行記
2018年4月中旬の平日に、愛知県の名古屋へ一人旅に出かけた際の旅行記です。